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最新人材マネジメント情報

ビジネスの論点と人事・組織の論点の大統合時代

本コーナー、すっかりご無沙汰してしまいました。この半年ほど、昼夜なくプロジェクトのデリバリに追われておりましたが、年度の移り変わり時を迎えて、漸く落ち着いて参りました。

さて、最新人材マネジメント情報ですが、ビジネス書の動向などを見ましても、大概のコンセプトやアイデアは出尽くしているかのようで、今では自己啓発書にまで落とし込まれたわかりやすいものが主流になっていると思われますが、一方、学術書などのハイエンドの方は、「論点の大統合」に向かっていると言えるかもしれません。

HRアドバンテージのメンバーは人事・組織分野のコンサルティングを長く行ってきたメンバーであり、かつてはコンセプトをご提案しながらそれを実務ベースに落としこんでいくやり方でプロジェクトを実施して参りましたが、大概のコンセプトが出尽くされ、事例にも容易にアクセスできる現在、従来のようなコンサルティングの方法では十分な付加価値をご提供できない、ということには何年も前から気づいておりました。

そこでこの2~3年取り組んでいるアプローチは、
● 人事領域固有の独特の議論になってしまうことがないようにビジネスの論点/人事・組織の論点を統合して話し合うことのできるフレームワークを用い、
● かつ、そのフレームワークの中で定量的なデータを収集して、データによって人や組織の課題を浮かび上がらせ、
● それを職場にフィードバックして活用するとともに、
● データを用いてフレームワークそのものを検証したり、よりお客様に合った形にしていく、
そのようなアプローチでありました。それによって、より地に足のついた議論が進んでいくことになります。そして世界的にも、HRの領域の議論はそのような「メタ・フレームワーク」の時代に入りつつある、ということを本コーナーではご紹介いたしました(「「メタ」マネジメントの時代に突入か」)。

そういたしましたところ、人事・組織以外の領域、例えばマーケティング領域なども、どうやら同じような「メタ・フレームワーク」に力点が移っていると言えるようなのです。それは例えば、今年の1月に刊行された、下にご紹介する、「マーケティングを学ぶ:石井淳蔵著」(ちくま新書)に見られます。マーケティング論の大御所の石井先生によるものですが、同書の目玉は、マーケティングの論点を、次の4象限のフレームワークの中に整理していることにあります。

 

これはまさに、人事・組織の論点フレームワークとも共通するフレームワークであり、このようなフレームワークの中でマーケティングを論じることで、マーケティングの課題が人事・組織の課題といかに連動するか、ということをスムーズに議論できることが想定されます。ただし、同書はマーケティング論であり人事・組織の課題にまで落とし込まれてはいませんので、そのような落し込みがどのように可能か、ということを、見てゆきたいと思います。ツイッターでつぶやきながら、それを自動的にブログにまとめるという方法で、すきま時間を活かしながらやっていきたいと思います。 ⇒ ツイッターとブログ

マーケティングを学ぶ (ちくま新書)
石井 淳蔵
筑摩書房

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プロフィール

写真:南雲 道朋(なぐも・みちとも)
株式会社HRアドバンテージ取締役
南雲 道朋(なぐも・みちとも)

株式会社HRアドバンテージ取締役。富士通でシステム開発企画、マーサージャパン等の外資系コンサルティング会社で業務改革/マネジメント改革/組織改革/人材開発を横断するプロジェクトの企画・推進を行ってきた。分野を横断するシステム思考の実践を基本姿勢とし、近年は人と組織のデータ活用の仕事に注力している。著書に、『多元的ネットワーク社会の組織と人事』(ファーストプレス)、『チームを活性化し人材を育てる360度フィードバック』(共著、日本経済新聞社)、『図解戦略人材マネジメント』、『実践Q&A戦略人材マネジメント』(以上共著、東洋経済新報社)がある。

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